重大なお知らせ 【メルボルンで更に前へ進みます】2021年 8月31日閉店のお知らせ
冒頭より、結論からお伝えさせて頂き、その決断に至った私たちの心からの言葉を綴らせて頂きます。
食堂黒猫創業者である私たち夫婦は、人生の次なるステージとキャリアチャレンジの舞台を故郷メルボルンとすることを決断しました。(メルボルンで人生を前に進ませます)
皆さま、いつも支えて頂き、貴重な時間を割いて耳を傾けて頂きありがとうございます!
冒頭より、重大過ぎるお知らせに、皆さま驚かれていることと思います。ここから綴ることは、
『一体全体どういう事!?』の答えになってゆきますので、最後までお読み頂けたら光栄です。
2014年に私達がメルボルンから沖縄県は首里に移住し、2ヶ月ほどで食堂黒猫を開店した日から丸7年経ちました。
コロナ禍で大変な状況が長く続く中、私達は常に冷静な判断のもと決断し、どんな困難であっても、実現する努力を惜しまず、全身全霊で黒猫を前進させて参りました。その姿勢はコロナ以前から何も変わっていません。
私達の原動力はお客様に、私達の信じる最も喜んで頂けるであろう創作料理とコーヒー、提供サービスの追求に黒猫を通して挑戦する事が
-黒猫が成長する結果となり
-我々の人生に新たな可能性を生み出し、血の滲む努力が確かな方向と次なるステップへと続いているその手答えがある事。
皆さまのおかげで、それを感じ続けて来れたのがこの7年です。
・オリジナルブランドの自家製品を手掛け
・通販を開始し
・全メニューリニューアルを3度行い
・シェフズスペシャルという渾身の創作ワンプレートの創作を3年間続け
・メニューコンサルティングの仕事をさせて頂き
・テイクアウトとカジュアルメルボルンランチの今の時代に適応した新たなスタイルをスタート
・店内改装、新装開店
・夜は完全予約制の創作メルボルンコース料理を開始
・若手の育成に真正面から向き合った。
・イベントへの参加や出品の機会も沢山皆様に頂きました。
過去7年間で手がけたオリジナル料理は約100作品以上になります。
この2年程(コロナ以前より)、挑戦すればするほど、心に生まれてきたのは。
【料理人そして、ひとりの人間として。人生を大きく左右するであろう『ネクストステージ』を決断する時は近い】
という予感でした。
・その日を、何の迷いも無く迎えられるように。
・食堂黒猫でやり残しが無いように。
・いつその日がきても、全てに納得が行けるように。
そんな思いで、だからこそ、この2年半はできる全てを余す事なくやり抜く日々を送ってきました。
『明日、お店をたたむ事になっても』悔いのないような毎日の黒猫仕事をしたいと。
『今日も精一杯』黒猫を生きる。
そうして、日々を重ねて来て。
その日がはっきりとやって来たという感覚があります。
・今までの経験と実績を
・黒猫を通して得た、全てのノウハウを
・黒猫で開花した独自の創作料理の個性を
ここで培った全てを生かして、人生を更に前に進める。
黒猫でどの分野においても、突き詰め抜き、挑戦できる全てを網羅した結果。
私達の思う黒猫は完成し、黒猫の先に行くにあたり『黒猫でやり残しが無い』事をはっきりと感じています。
『人生』を今までと変わり無く本気で前に進めていく事に努力を惜しまないのなら。
『何をもって、どこで、どうやって行くことがその答えなのか?』を今問われていると直感しています。
1日18時間料理をし続けた日々も多々ありました。
2日で数時間しか寝れない程の膨大な作業をし、コロナの真っ只中、オペレーションを全替えした日もありました。
創作に明け暮れ、料理だけをし、全身全霊を料理にだけ注いで来た7年でした。
振り向けば、沢山の達成を成せましたし、それだけの時間を費やし、手を動かし続け、血の滲むような努力を重ねたのも事実です。
何一つ簡単では無かったけれど、何一つ諦めて来ませんでした。
黒猫で『自分の夢に精一杯生きた』、料理の全ての始まりで、大好きなメルボルンの食文化を、日本の皆さんに体感頂き、広める事に情熱を注ぎ、黒猫の中でチャレンジ出来る、全ての可能性を全力で実現し続けました。
料理を始めた頃の、
『オーストラリアの人達と肩を並べて料理が出来るようになりたいという夢』
そしてその先で『いつかお店を持ちたいという夢』
それらの夢の先が今現在の私達のいる場所なんだと思います。
ひとりでひたすら、自分自身と料理に向き合いう機会を貰ったここ沖縄・黒猫で生まれた、新たな料理個性と培った更なる料理技術とその共有方法を活かして。
今度は、色んなスキルを持ったメルボルンの人達(人種の垣根無く)と同じ方向を見て、一緒に力を合わせ、皆んなで大きな成功を収められるような、ビジネスに関わりたい。 そこに料理経験と技術で大きく貢献する事に情熱を注ぎたい。
気持ちは人生・夢を懸命に重ねる先で進化していきました。
諦めても、投げ出しても、逃げ出してもおかしくない局面は数えきれないほどあったのに、決して諦めて来なかったのは。
まだここで自分にやれる事が残っている、まだ挑戦する余地があるにもかかわらず途中で諦めたなら、必ず後で悔いが残る。そして、後悔となり人生に言い訳するような事になってはいけないと思っていたからです。
『辞めざるおえない』
『諦めざるおえない』
というわけではなく、やり残しのないこの状況だからこそ迎えた、『更に人生を進める為の選択をするなら?』という問い。
私個人として、この40歳からの人生とキャリアステージをどこで迎えるかを決める事は、人生の最後の居場所として踏まえる事となる大きな決断となり。
『最後はここで』という場に身をお置き、又様々な事に挑戦しながら、更に歳を重ねていきたいというこの年齢だからこその、『人生をフルに全うする為に』を見据えた目線での目標や決断が生まれて来ます。(夢を漠然と追いかけるというステージを通過したんですねぇ。しみじみ。。)
黒猫をどうするのかというだけでは、解決しない地点にリーチした結果。全てを冷静に見つめ、私たちはこの結論に至りました。
ここまで、支え・関わり・応援してくださった皆様には心から感謝申し上げます。
皆様無しでは、丸7年もの間、私たちは存在しませんでした。
そして幕引きのタイミングを、不意打ちや不本意では無く、自分達で選び・決められた事にも感謝しています。
食堂黒猫は8月31日をもって、閉店・完結いたしますが、私たち夫婦は変わらず、誠実に進み続けます。
延長を繰り返す緊急事態宣言に伴い、営業の再開は叶わず閉店を迎えた事もあり。
直接ご挨拶が伝えられなかったお客様方へ、どうしても感謝の気持ちとお礼を伝えたく。
この度、食堂黒猫のYouTube アカウントを立ち上げ皆様へお礼動画を投稿させて頂いております。
私たちは、どこに居ても皆さんに届けたい、伝えて分かち合いたいモノが沢山あります!!
これからはメルボルンから発信する食堂黒猫YouTube アカウントを通して、引き続き様々な価値や喜びを共有し続けられるツールとしてつながり続け行けたら嬉しいです。
インスタグラムやブログも継続していきます。
食堂黒猫Youtubeチャンネル【感謝の気持ちとご挨拶】→ 食堂黒猫 ご挨拶。メルボルンへ向かいます【8/31閉店】皆様ありがとうございます!! - YouTube
【追伸】
※※食堂黒猫のあった、あの物件に新たなカフェが開く噂を聞いておりますので。今後詳しい情報が入りましたら食堂黒猫のインスタグラムの方で共有させて頂きますね♪