食堂黒猫ブログ

沖縄県首里にありますメルボルンカフェ「食堂黒猫」のブログです。新メニューのこと、プロダクトのこと、日々の思いを綴っていきます。

メルボルンディッシュを味わうイベントat Indigoのご報告  〜メルボルン・フードカルチャー編〜

 

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こんにちは! 食堂黒猫です。

去る11月21日(火)、食堂黒猫イベントat Indigo (読谷)
「自家製品(プロダクト)1つで完成する
メルボルンディッシュを味わう夕べ」を開催しました。
この場を借りて、みなさまにもご報告させてくださいませ。


メルボルンカルチャーをどのようにその場で分かち合い、伝えることが
できるかのトライアルとして形式を考えましたが
いったん、店舗さまむけのいわゆるシークレットダイニングという
形をとらせていただきました。

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 お越しいただいた方々、お忙しい中ありがとうございました!
 

会の目的は
「メルボルンで修行を積んだシェフが手がける自家製品を通して
メルボルンのフードカルチャーを見て・味わって、体験する」というものでした。

 

<会のメニュー>

1)メルボルンフードカルチャーと自家製品(プロダクト)のご紹介
2)Indigoさんの『ステンレストップシリーズ』を調理の舞台にした
デモンストレーション
3)店内のダイニングスペースにて試食

尊敬しているIndigoさんが特別に
この会にむけてセッティングしてくださった空間。
料理しているこちらが、本当に気持ちよかったです!


<1.  最新メルボルンフードカルチャーと、食堂黒猫プロダクトのご紹介>

まずは「メルボルンのフードカルチャーって?」を1から知っていただきたい!

ということで
今回は先日の里帰りのときに撮影してきたフレッシュな写真をご紹介しながら、
レクチャー形式でお話ししました。
たとえば…

・移民文化のメルボルンでは、スパイスやハーブなどの調味料や
世界中の食材がたやすくスーパーなどで手に入るという
フーディーズや料理人にはとても恵まれた環境!

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・またメルボルンでは、一流のレストランで腕をふるった有名シェフが、
今度は自分でカフェをオープンするということが一般的。
・メルボルンで「カフェ」といえば、どのぐらい創作性を出せるか、
人を驚かせることができるか
で、自慢の腕前を競っている場所。

 

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それぞれ、インテリアにもこだわっています。

 

…ということで、
つい先日いただいてきたメルボルンカフェの有名シェフがつくる
見目麗しいディッシュの数々を一部、お見せしますね。

なにを食べても本当に美味しいんですよ♡

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そしてさらに、食堂黒猫シェフのご紹介と、
プロダクトが生まれた経緯をご説明しました。

・そのフードカルチャー激変のまっただ中、7年半、13店舗で修行。
・最後に勤めた店で、味・ビジュアル・アイディアにあふれた創作料理を
うみだしたとして「ベスト・メルボルンカフェフード」という賞を受賞。
そのとき、「自分でお店をやろう」という1つの答えがでた。
・受賞できた理由の1つは、得意技として「スパイス」があったから。
みんなが季節の食材を使うとき、なにで差をつけられるかといえば
私の場合はスパイス。
・メルボルンはマルチカルチャー。沖縄はメルボルンに似た環境がある。
・この沖縄のチャンプルー文化に、わたしたちだけしかできない形で
貢献したい。メルボルンの食文化を日本にひろげる最もベストな形を考えた時、
たどりついたのが「自家製品」。
お客様のお料理スキルに特別なものは必要なく、冷蔵庫にあるものだけで
「プロがなせる技」「記憶にのこる」一皿が簡単にできるようにしている。

 

そんな歴史を語るも、なかなかイメージするのはむずかしい!と思うので
使い勝手がいかに簡単かを見ていただくべく
じっさいに調理しながら使ってみるデモンストレーションをしました。

 

<2.  簡単にプロの味を再現!の 調理デモンストレーション>

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食堂黒猫の自家製品のうち、今回ご紹介したのはこちら。

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「バーベキューソース」は、生クリームに混ぜて温めるだけ!
長時間煮込んだデミグラスソースのような味の
本格クリーミートマトソースのできあがり。

「メキシカンスパイス」は、オイルに混ぜ、ぷりぷりのえびにかけて焼くだけ!
スパイスを火にかけると

思わずかぶりつきたくなるいい香りが店内に広がります。


「エジプシャンドゥッカ」は、仕上げにかけるだけ!
12 種類のスパイスブレンドで万能性を追求しているので
デモはなくてもいいくらい…笑。

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さかさかさっとね。

 

 

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クリスのコーヒーをみなさまに飲んでいただいている間に、仕上げを…。


で、あっという間に料理4品が完成!


当日のディッシュは、せっかくなのでクラスアップして見えるように
少しよそいきのお料理をお出ししましたが、味つけは、「塩・こしょう」だけ。
それ以外は全部スパイスとソースの組み合わせです。

こんなに簡単な作業でどんなお料理ができたかは…
すみません!すぐにお見せしたいのですが
とても長くなってしまったので、
また次回にさせてくださいね!!

 

 

 ーーーー

<営業日とご予約についてお知らせ>

 

営業日:金、土、日、月曜日の週4日

営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)

予約TEL:050-1300-3853

 

※ご予約可能人数は3名様〜となります。

※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、

お電話のみの予約とさせていただきます。

Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。

※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。

 

※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が

難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に

つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。

 

お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!

私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に

笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。

 

 

 

 

保存保存

保存保存

-大切なお知らせ- メルボルン帰省のため、お休みを頂きます

 

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*** IMPORTANT - Black Cat Closed from Oct 24 to Nov 11 ***

10月24日(火曜日)から 11月10日(金曜日)まで
お休みを頂きます。

営業再開: 11月11日(土曜日)より(通常営業)

 

この度、私ごとではありますが
夫クリスの姉が待望の第一子の出産を迎えたことに加え
クリスの実母の、人生の新たな節目『古希』のお誕生日を祝いに
クリス、サキ夫婦共に今年初の休暇を頂き
メルボルンへ帰省することとなりました。

おかげさまで年明けからこの日まで、沢山の創作を重ね
珈琲もお店も進化を遂げてまいりました。
これから、さらに私達の創作活動を潤ったものにしていく
良い機会とも思っております。
故郷でぐんと羽を伸ばし、たくさん充電・吸収してまいりますね。

メルボルンの最新フードカルチャーもたっぷり吸い込んでこようかと!
またみなさまにご紹介できることもあると思っております。

 

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この期間ご来店をご検討くださっていた方へ、お詫び申し上げます。
また休暇中お店の電話は繋がりません

お問い合わせやご予約に関しましては
営業再開の11月11日(土曜日)以降、
営業時間内のお電話でいつも通りの
ご対応させていただくことをご理解の程、お願い致します。

※大変申し訳ございませんが。お返事のタイムラグを避けるため、
お電話のみの予約やお問い合わせとさせていただきます。
(予約TEL : 050-1300-3853)
FacebookからのメッセージやEメール等でのご予約や
お問い合わせは承ることができませんのでご注意くださいませ。

リフレッシュ後、またみなさまとまたお会いできますことを
楽しみにしております!

 

                    食堂黒猫 店主

 

 

 

Chef's Special第5弾、驚きと発見を盛り込んだ「秋の森」の完成です。

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こんにちは! 食堂黒猫です。

秋をまだまだ先取り状態ですが、10月13日より
「Chef's Special」第5弾の
ステーキ料理をスタートさせていただいております。


ステーキと言えば、マッシュポテトとバスサミコや
ポテトのフライと一緒に食べると美味しく、
それは鉄板の組み合わせ。 

でも、その鉄板にあえて進まずに、
オリジナリティー溢れる秋らしいステーキ料理をお届けしたい!
というところからイメージを膨らませていきました。

 


今回のシェフスペのテーマは、ずばり
「迷い込みたい、秋の森」です。

まず深い森の主役として召し上がっていただくのは
真空調理を用い水分を逃がさず均一な火入れをし
肉の柔らかさと甘さを最大限に引き出した ステーキ。
「トゥルトゥル」ですよ!

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ご用意するソースはブランデーで香り付けをした
クリームベースのソースに、
栗のペーストを加え上品な甘さを出したもの。
ここにほうじ茶を合わせ、香ばしさとキャラメルの様な印象を演出。
優しく丸みのある、ドルチェを思わせるソースに仕立てました。

 

メルボルンで楽しめる添え物が
秋の一皿の彩りをそえる名脇役に


メルボルンでは様々な肉料理の添え物が楽しめます。

その中でも今回の森の木々をイメージさせたお料理のひとつ、
前回のブログでも熱く語らせていただいた

『ヨークシャープディング』を
お肉とそのソースなどを絡め、召し上がっていただきます。

最初の口当たりはふかふかで、噛み締めると
もっちりとした独特な食感。オーストラリアでは
伝統的な添え物の一つに挙げられます。
(惣菜シュー生地みたいな感じです)。

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そのほかに、ジャガイモと紅芋それぞれで作ったロスティー。
『ロスティー』はメルボルンのカフェやレストランでは特に
ブレックファーストやお肉の添え物として食べられています。
蒸したり湯がいたりしたポテトを型に納め、固めたものをカットし
さらに揚げたり、じっくりバターでソテーしたものを指します。

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また季節のキノコは複雑なコクと、独特なナッツのような風味を出してくれます。
シェリービネガーでさっとソテーして、フルーティーさをプラス。

里芋のチップスは落ち葉や枯葉、
フライにしたえのきは枯れ木や枝をイメージ。
紅芋をすりおろしたものは、苔をイメージ。
こうして深い『森』の世界観をつくっていきました。


メルボルンの食文化を織り込みながら、一皿のビジュアルまで
ここでしか出会えない、
ステーキ料理の表現が完成です。

この秋冬は食堂黒猫の『森』に飛び込み
美味しい驚きと発見を、思う存分楽しんでみませんか。


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<営業日とご予約についてお知らせ>

 

営業日:金、土、日、月曜日の週4日

営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)

予約TEL:050-1300-3853

 

※ご予約可能人数は3名様〜となります。

※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、

お電話のみの予約とさせていただきます。

Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。

※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。

 

※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が

難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に

つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。

 

お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!

私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に

笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。

「ふわふわ」で秋らしさを追いかけて。Chef's Special第5弾のイメージをみなさまに共有です♪

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こんにちは! 食堂黒猫です。
若干お久しぶりになっております。

沖縄もやっとやっと秋の気配を感じられる?ような気候になってきましたね
(まだまだ半袖ですけど)!

夏休みは旧盆にかけて県内外&海外からも
沢山の初めましてのお客様にお会いする事ができ、また再会にも恵まれた今年。
シルバーウィークも多数のお客様へ足をお運びいただきました事
心より感謝申し上げます!

私の頭の中も、最近は秋の景色でいっぱいです。
そう。新しいシェフスペのイメージを思い巡らせ、ふくらませております。
浮かんでくるイメージの断片は、「落ち葉・ほっくり・濃厚・山・きのこ・赤茶色
芋・ブランディー・栗・クリーム・赤身のお肉の・ヨークシャープディング」。
こんなところから始めております。

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ん、『ヨークシャープディング』って何よ?
というお客様もいらっしゃるかもしれません。

ちょっとご説明しますね!
ヨークシャープディングといえば、メルボルンで「温かい食べ物」や「秋や冬」といった
季節を連想させる食べ物で必ず名前が挙がるものの1つ。
もともとはイギリスの家庭料理です。
歴史を遡れば、やはりオーストラリアはイギリス文化の影響を沢山受けており、
その名残は食にも垣間見ることができます。

 

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プディングといっても甘くはなく、小麦粉、バター、油、卵、牛乳を使った
見た目はミニダッチパンケーキのような食べ物。
「ふかふかした惣菜シュー」とでも言うとイメージしやすいでしょうか?
ローストや肉の煮込みのタレを絡めて楽しむ、
マッシュポテトのような腹持ちがよい一品です。
現在、オーストラリアの一般家庭の食卓にのぼる事こそ少ないですが、
レストランなどでは、季節の食を表現するうえで欠かせません。
家で作らない分お店で食べたくなる、そしてお店はわざわざ仕込みたくなる。
そんな魅力的な添え物が、ヨークシャープディングなのです。
今回のChef's Specialでは、 皆様にもこのヨークシャープディングを、
メインの添え物として召し上がっていただこうかなと思っております。


添え物の話が長くなりました。肝心のメインのお話です!
今回は上質のステーキと、秋らしくオリジナリティ溢れる
ソースで勝負しようと思います(勝負?)!
素材と焼き方にこだわったステーキに合わせる、
独創的な秋らしさをソースの中に追いかけました。

ブランデーで香り付けをしたクリームベースのソースに、
栗のペーストを加え上品な甘さを出します。
ここにほうじ茶を合わせ、香ばしさとキャラメルの様な印象を演出し、
ドルチェを思わせるソースに仕立てました。

このソースをからめながら、ステーキを最大限に
面白く味わっていただこうと思います。
付け合わせはヨークシャープディング以外にも、
シェリービネガーを効かせた季節のキノコのグリルマネ、
お芋のマッシュetc…
さらに秋の森や落ち葉を思わせる様なビジュアルと、
作品そのものの世界観として表現出来る一皿になるように、
ただ今、追い込みイメージ研ぎ澄まし中です。
完成形が整ったら、またアップさせていただきますね!

まだまだ試作段階つき、お届けするその日までイメージを研ぎ澄まし、
当日でもお料理に一部変更があったり、
スタートするお日にちも確定とは言えないのですが、
全てはより完成度を高め、美味しく楽しい一皿にするためということで、
ご了承いただけるとありがたいです。

 

    ーーーー

<営業日とご予約についてお知らせ>

 

営業日:金、土、日、月曜日の週4日

営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)

予約TEL:050-1300-3853

 

※ご予約可能人数は3名様〜となります。

※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、

お電話のみの予約とさせていただきます。

Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。

※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。

 

※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が

難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に

つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。

 

お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!

私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に

笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。

 

保存保存保存保存

自家製品レシピVOL.2  グリルなしで美味しいメキシカンコーン

 

 



蒸したコーンに塗ったメキシカン スパイスの簡単バターソースが、
コーンの甘みをより一層引き立て てくれます。

豪快でありながら、 見た目にも美しいコーン料理です。

 

 

材料
メキシカンスパイス…大さじ2
トウモロコシ…2本
コリアンダー…1/2カップ
ライム…1/4個 バター…25g
ニンニク…2かけ
パプリカパウダー…小さじ2

作り方

① 蒸し器でコーンを蒸す。 片手鍋にバター、 ニンニクのみじん切り、
スパイスを入れて 火にかけ香りを引き出す。

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② ①を蒸し上がったコーンにまんべんな く塗る。

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③ コリアンダーとライムを彩りよく盛り 付ける。

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ONE POINT

ソースを作る時は、一度しっかりスパイスの香りが出るまで温めること。

そうすると、コーンをグリルしなくても香ば しく風味豊かになります。

コーンは皮付きにすると盛り付けた時のビジュアルが華やかに!


※自家製品は食堂黒猫店頭にて販売しております。
※自家製品をお買い上げのお客様に、これらの食堂黒猫オリジナルレシピ
(↓こちらです!) をご覧いただけるレシピブックを差し上げております。

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「たかが棚」ではない「語れる棚」を手に入れました。

 

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こんにちは。食堂黒猫です。


本日は、お料理ではな
く、「棚」のお話です。
すでにFacebookでも何度かお伝えしていますが…
本当に感動してしまったので、何度でも書きたく(笑)

どうぞお付き合いください!

 

プロダクト(自家製品)を陳列する棚には
それなりに歴史があったのでした。

 

ふだんから、食堂黒猫の店内では、プロダクト(自家製品)を
販売させていただいています。
そのときから必要なのは、プロダクトを陳列する棚。
初代の棚は、このような↓スクールデスクから
小さく始めていたのでした。

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そこからちゃんとした売り場を作ろう!と、夫クリスが
2代目の棚をDIY。

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なかなかの出来ですよね!
売り場面積がぐぐっと拡大され、視覚的にも整理されました。
ところが…

使っていくうちに、
改善ポイントが浮かんできます。

 

とにかく見やすく・手に取りやすく!と願い、

形にしたのが3代目です。

 

商品は「ある」んだけど、なにか飾り棚のよう…。
商品であることが伝わるかしら?
在庫の収納を兼ねたものにしたいけれど、
ザ・収納!に見えてしまうのもなんだか。
種類が豊富になってきているコーヒー豆も、
どう並べたらよいのやら。

 

必ずしもお客様にとって「見やすい」「心置きなく手に取りやすい」
棚とは言えないのではないかと。
そこで!

今回はご縁あって、「この道のプロ」である
こちらのご夫婦に依頼させていただくことにしました。

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読谷にある家具店、「Indigo」の比嘉夫妻です。パチパチ!

Indigoさんといえば、お客さまの思いを丁寧に反映させて
確かな技術とセンスでお客様のオリジナルの家具や
什器を具現化してくださるお店。


棚に関するお悩みやメッセージを丁寧にヒアリングしていただき…
幅や高さについて、フローに支障がないかも確認、
ご提案をいただき、ついに完成しました!

 

 

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まず、文句なしにデザインがかっこいい…♡
確かな技術とセンス、棚そのものの作品力にあふれていますよね。

 

機能としては…
お客様が手に取りやすい位置に商品があり
1つの売り場でありながらも、段差により自然が区分ができて、
とっても商品が見やすいのです。

そして後ろは収納&キャスター付きで仕上げてくださっているので
棚の位置を変えたり、在庫を入れておき、サッと出し入れしたりできます。

 

また、レシピブックや動画を配置すると…
驚いたことに、「棚が代わりに語ってくれ」るのです。

 

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お客さまにも、私たちにとっても
頼もしい存在に!

 

今まで、売り場に行ける時はお客様に、商品について
口頭で説明させていただいていたのですが
厨房にはいっているときは、お声がけがままならないことも。

NEW棚を設置してからは
お客さまの、「?」マークのついた表情があきらかに減り
自由に感じたまま、手に取っていただけるような
うれしい化学反応が起こっています。

 

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Indigoさんが売り場としてのデザインだけでなく、
使う私達のことをとことん考えて
くださっていること。

 世界でひとつだけの「ものいう棚」を
プロジェクトで作れたといううれしさと、

感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

これからもマイペースではありますが、変わらず
時間がかかっても、コツコツと思い描いているものを
形にしていきたいと思います。


さて、棚のご紹介ついでにちょっと宣伝…♡
8月1日から新商品として仲間入りしている
食堂黒猫BBQソース(写真中央の、長いビンです)。

 

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常連様中心に初日よりお求めいただき、以降ありがたいことに
たくさんの本数お嫁入りしております。
そして「新商品、美味しかったよ!」というお声をいただく
タイミングが今のようで、本当にうれしいです。

不思議とご飯が進む、マストアイテムになるBBQソース。
レシピも、店頭にてお渡しする
「レシピブック」にて掲載しております。
ぜひお試しくださいませ。


 

Chef's Special 第4弾は、夏でも涼しく食べられる『ミスジ』のローストビーフです。

 

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こんにちは。食堂黒猫です。
8月、まだまだ暑いですが、皆さま、食欲は落ちていませんか?
そんな時は、8月11日にスタートしている「Chef's Special」
第4弾を召し上がってみては!


スタミナがついて、食べやすい肉料理は
編み出せないものか…?が出発点でした。

食いしん坊の私も食が細くなるこの季節。
冷たいシーフードの創作冷麺をお届けしつつ、
次のシェフズスペシャルに思いを馳せていると
浮かんで来たのは、
「スタミナをつけられて、この季節でも食べやすい肉料理」。

スタミナ料理といえば濃い味の、がっと強火で炒めたお肉やステーキ、
焼肉などが思い浮かんだりしますが
より繊細な仕立ての美しい一皿を表現したいな、と
どんどん思いを掘り下げていきました。


やっぱりこの季節、涼やかな口当たりのものは、
より食が進むはず。
それぞれの食材を冷温調理することでメリハリを演出したい。
そして、ツルンとした口当たりや自然の甘さ。

オイルやバターではない濃厚さや、モッタリ感も兼ね揃えた
理想の味を思い浮かべながら
そのイメージとぴったり寄り添う食材をピックアップ。
調理法や仕立てに趣向を凝らして、一皿に!と
イメージは膨らみます。

 

今回のメインは、ベルベットの舌触りと柔らかさの
『ミスジ』でいきます。

 

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メインは、赤身に程よい「さし」の入った、
ビーフの『ミスジ』をチョイスしました。
これがまた、赤身だけのお肉よりも「お肉を食べてるなあ!」と
グッとくる食べ応えを感じられる部位。
そのミスジを使って、
ユニークなローストビーフをご用意します。

 

様々なスパイスと調味料の組み合わせで試作し、
いくつかの美味しい組み合わせとの出会いがありました。
そのうち、今回のイメージにぴったりだった一皿は、
フェンネルシードとマスタードシードをすり込み、
ほんの少しウィスキーを隠し味に効かせて仕立てたもの。

お肉の甘さが引き立ち、口当たりは爽やか。
最後にウィスキーの独特な香りとコクが鼻を抜けて。
うん、こういう上品さを加えたかったのです♪を実現できました!

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低温をキープしながらじっくり火入れしていますので、
脂っこさがなく、舌触りもベルベッドのような、繊細な仕上がりに。
これを常温に近い、ほのかにひんやりな状態でお出しします。

 

ビーツをスペシャリティーコーヒーで
包んでローストしたら…あら美味しい!

付け合わせは
深い味わいが魅力の貴重な有機ビーツを、
夫クリスが焙煎する
スペシャリティーコーヒー(!)を利用して調理します。

 

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このコーヒーで「塩釜」のようにビーツを包み込み、
じっくりローストしてみました。
ツルンとした口当たりでいくらでも食べられるビーツに
焙煎されたコーヒーの持つ香ばしさやほろ苦さが加わり、
ナッツのような不思議な風味も染み込んで、
シンプルながらも複雑で綺麗な味わいを体験いただけるはずです。

ビーツは美味しいだけでなく、
むくみ解消や疲労回復、腸を整えてくれたりする
凄腕野菜であることも
うれしいポイントですよね。

そんな愛情たっぷりビーツに、ほっくりなレンコン、
カボチャのハニーロースト、りんごのピクルスを合わせて
根菜の冷温コンビをご用意。
その上には、パリパリで甘いモロヘイヤの素揚げ。
一皿にそれぞれ食感の違うアプローチで、
お野菜の楽しさを、あらためて感じていただければ♡

 

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ナチュラルゴートチーズを塗って
お野菜を召し上がってみてください。

さらに上の野菜たちと「何と組み合わせる?」を追求した結果、
ナチュラルゴートチーズ(ヤギのチーズ)と食べなくちゃ!
という結論になりました。

そしてあちこち探し回り、
納得のいく品質のナチュラルゴートチーズを
仕入れることができました。
本当にうれしい…!

メルボルンではマーケットで様々なチーズを量り売りしていて
チーズメイカーも多く、幅広いチーズを食す事ができます。
勤めていたお店でも、
料理にフレッシュチーズを取り入れる事は多かったです。

ナチュラルゴートチーズは独特ですが、
ぜひ体感していただきたいチーズの一つ。
特有の苦味と渋み!  初めて口にした時は衝撃でした。 

『苦味』や『渋み』って美味しいって感じれるものが沢山あるんです。
例えばコーヒーの中の酸味など、
美味しい『成分』って沢山存在しています。
チーズもいろんな味わいが複雑に絡み合い、
美しい味わいのアートがあります。
この一皿で、チーズ大好きな私にとっての、
黄金の組み合わせができたと思っています。

最後はハーブを効かせたブラックレモンライス、
白インゲンのピューレを添えて、召し上がれ!

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新Chef's Specialは
スパイスとウィスキーが織り成す上品な涼しい仕立てのローストビーフや
あっと驚く珈琲ロースト⁉︎のビーツからなるお料理。
おかげさまで、すでに体感いただいたお客さまからも
よき反応をいただいております。

夏ならではの『洗練された組み合わせの、ここにしかない一皿』を
あなたも味わいに、いらっしゃいませんか。

 

 

<営業日とご予約についてお知らせ>

 

営業日:金、土、日、月曜日の週4日

営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)

予約TEL:050-1300-3853

 

※ご予約可能人数は3名様〜となります。

※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、

お電話のみの予約とさせていただきます。

Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。

※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。

 

※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が

難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に

つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。

 

お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!

私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に

笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。