Chef's Special 第6弾、春の訪れに弾む心も料理で表現してみました!「立春」完成です。
こんにちは! 食堂黒猫です。
新シェフズスペシャル完成前のブログを書き上げて
以来お料理は完成し、お届けスタート中です。
大変ありがたいことに、シェフズスペシャルへの反響が大きくなっています。
ご来店前から、シェフズスペシャルを食べる事を決めてらっしゃる方々もおられたり。ほとんどのテーブルでシェフスペを召し上がって頂いている光景に涙ウルウル。シェフとして本当にやり甲斐そして作品作りへのエネルギーを頂く日々、皆様へ感謝申し上げます!
そんな大きな反響と背中合わせの仕込みが落ち着くのを待っていたら。料理の完成形のブログを書くのに時間がかかってしまいました。
お客様とお店、作品とその思いを濃く共有できる大切なこのブログ。いかなるタイミングに成ろうと綴り続けてゆきますので、是非気長にお付き合いいただけたら嬉しいです!
さてさて、『もぉ、食べたよ!』というありがたいお声も聞こえて来そうですが
只今お届け中のシェフズスペシャル 『立春』の完成形!
じゃんっ!
合鴨を使った創作ペイストリー
前回は使用している食材について主に、今回はその食材を使ってどんな表現にしていったのかにフォーカスを当てて行きますよ!
まずはお皿の周りに存在を放つ島人のローストは自店で薫製して作っている燻製バターソースでし上げ、食べた時の驚きを閉じ込めています。表面にマイクロハーブをあしらい、
森の中の倒木に新しい植物が芽吹いているのをイメージしています。
人参に合わせているのはレンズ豆とキヌアのタブリスタイルサラダ(中東スタイル)。
一緒に散りばめているのは、パンプキンパウダーをベースに、9種のハーブとスパイスをブレンドして作っている惣菜クランブル。
この小さなつぶつぶの中に「スパイスパンプキンスープ」のお味を感じて頂けます!
一つ一つでも楽しいですが。色んな味が一度に口に広がった瞬間、複雑ながら新しい美味しい♪という印象へとお客様の心に届くことをイメージして作っています。
そして、真ん中の パイ♪
このうっとり、美しいパイ。。実は10回以上の失敗と試行錯誤ののち、この完成形へ。。(渾身のパイと言ってもいいです!)
この高さと綺麗な形を保って仕上げたパイに色んな仕掛けをしていきます!
赤ワイン、シナモン、クランベリー、ジュニパーベリーなどと一緒に4時間以上煮込んで作ったソースを贅沢にパイへ注ぎ。
独特な弾力とベルベットのような舌触りになるよう丁寧な火入れをした合鴨。
このお肉でパイを豪快に蓋をします。
様々な青葉で作ったフレークであえて鴨肉もソースも見えなように覆い被せてゆき。
この緑がふわふわした表面で草原や原っぱをイメージし。最後に蜂蜜でキャンディー仕立てにした金柑で野に咲く花を表現っ♪
その見た目にはっとして。
『一体中に何が入っているのだろう。。。?』という期待や好奇心のそそるパイを食べ進めると同時に感じる発見や出会いという心の動き。それはまるで、これから訪れる春をまだかまだかと待ちわびワクワクする。
皆さんのそんな気持ちと重なるであろうと思考を凝らしました。
この一皿を通して。
ビジュアル、味そして心の模様も共に『立春』を体感頂ける一皿となっております。
次なる作品イメージを膨らませておりますが、是非変わる前に皆様とこのお料理で『春』を一緒に迎えられたら幸いです。
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<営業日とご予約についてお知らせ>
営業日:金、土、日、月曜日の週4日
営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)
予約TEL:050-1300-3853
※ご予約可能人数は3名様〜となります。
※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、
お電話のみの予約とさせていただきます。
Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。
※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。
※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が
難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に
つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。
お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!
私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に
笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。