Chef's Special第7弾、心身のバテに打ち勝つ為のスパイス料理!その名も「活力」です!
こんにちは! 食堂黒猫です。
若干お久しぶりになっております。
沖縄は空梅雨を迎えると同時に、初夏一色のムード。
(雨降って欲しいですね)
心地よい気温の中、
屋外アクティビティーも気持ち良い季節となりましたね。
季節の変化に合わせて、新しいシェフズスペシャルも
6月1日よりスタートを切っております!
一年の半分が過ぎ、
そろそろ新生活にも慣れた頃ではないでしょうか?
GWが終わり、梅雨の到来、
そこにいつの間にかやって来る、心身のバテ。
そんなバテに打ち勝つ為、
「食べながら心も体もエネルギーを高められ、
自分の力を再び引き出せる様な料理を作れたら」
というのがこの料理のイメージの発端です。
その思いを膨らませて行くと、鮮明な風味のメリハリと、
パンチを効かせた南アジアンスタイルのスパイスを、
ふんだんに使ったラム肉料理に辿り着きました。
(この料理は辛味のスパイスを使っています)
作品名 は「活力」!じゃん!
南アジアというと、インド・スリランカ・ネパール etc 。
そこから連想できるスパイス=カレーですが。
食堂黒猫ならではの柔軟なスパイス使いで、
南アジアンフュージョン料理に仕上げています。
もちろん、スパイスも一からレシピを作り
オリジナルのブレンドでお楽しみ頂きます。
さて今回、力をくれるメイン食材として選んだのは、
仔羊のモモ肉です。
脂身が少なくキメの細かさが特徴のお肉。
これをあえて大き目のサイズにカットし、
8時間以上かけてじっくり低温で調理しています。
なので、塊肉でもナイフがサクッと入り、
弾力があるのに簡単にかみ砕け、すっと喉を通る。
そんな上質な舌触りを丁寧な調理で仕立てています。
付け合わせにも驚きと発見が
いっぱいです。
まずは、インドの代表的なレンズ豆のカレー、
「ダール」からイメージを広げて作った添え物。
四角いケーキみたいに見えますが、
スパイスを効かせて作ったレンズ豆のダール風ローフです!
「ローフ」と言っても、聞き慣れないかもしれませんが。
皆さんミートローフなら知ってる方も多いのではないでしょうか?
このレンズ豆のローフには肉は入れてませんが。
ローフとは特定の形の名前なんです。
海外では、長方形のベーキングトレー(型、容器)の事を、
「Loaf tin 」/ローフティン と呼びます。
その型に入れてオーブンで焼いたミンチ肉の料理全般を、
ミートローフと呼んでいるわけですが。
(長方形のパンの事もローフブレッドと海外では
呼ぶほど一般的な形の名称です)
その型で、レンズ豆をベースに野菜、
もちきびを練り込んで焼き上げたのが、
このダール風ローフ。
上にはキューリとヨーグルトで作る
インディアンライタソースをあしらい、
ケーキのように可愛い見た目とは打って変わって、
スパイスの効いた食べ応えのある一品です。
味だけで無く、ビジュアル的にも
活気を表現しています。
ふわっと丸いフリッター。
スイートコーンとタイムで、
あえて素朴な味に仕立て、
味わいの強弱を図ります。
ローフやお肉とはまた違う、
ふっくらな食感は一皿を最後まで飽きずに
召し上がっていただく為の立派なメリハリ役を果たします。
自家製のスパイシーピーチチャツネを
ちょっとずつ塗って召し上がってみて下さい。
じっくり煮込むから、甘味、酸味、辛味、フルーティネス!
が凝縮したこのピーチのチャツネ。
勝手ながら、チャツネは大好物で、
この一皿には辛味も魅力とした
オリジナルのスパイシーチャツネを
是非召し上がって頂きたくて作りました!
(オーストラリアでチャツネは大変一般的で
自家製や製品を常備されている家庭が多いんです)
素朴なフリッターにちょっとつづ塗って、
お肉と一緒に食べるとそれぞれの食材の風味が増して、
更に食欲が増し不思議と力のみなぎりを
感じて頂けると思います。
(チャツネは本当に素晴らしい薬味なんです!
この気持ちを分かち合えたら嬉しいです)
最後に、力のみなぎりや活力といったイメージを
ミントヨーグルトクランブルのグリーン。
ダイナミックに弾けるように広げたパンプキンソースの黄色。
夏の珊瑚を思わせるパッと目を引く赤いチュイール。
このように、多種多様な食材の組み合わせで、
香り、色、カタチ、食感、風味のメリハリを駆使し
「活力」を一皿に表現しています。
皆様には是非、スパイスの豊な香りで気分を高め、
食欲の促進と共に活力を養い、
これからの季節を力強く乗り越えてゆく笑顔に、
この料理で繋がれたら幸いです。
自分を含め、皆さんを実際に支え、応援出来るそんな作品が今回の『活力』です。
ーーーー
<営業日とご予約についてお知らせ>
営業日:金、土、日、月曜日の週4日
営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)
予約TEL:050-1300-3853
※ご予約可能人数は3名様〜となります。
※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、
お電話のみの予約とさせていただきます。
Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。
※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。
※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が
難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に
つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。
お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!
私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に
笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。
Chef's Special 第6弾、春の訪れに弾む心も料理で表現してみました!「立春」完成です。
こんにちは! 食堂黒猫です。
新シェフズスペシャル完成前のブログを書き上げて
以来お料理は完成し、お届けスタート中です。
大変ありがたいことに、シェフズスペシャルへの反響が大きくなっています。
ご来店前から、シェフズスペシャルを食べる事を決めてらっしゃる方々もおられたり。ほとんどのテーブルでシェフスペを召し上がって頂いている光景に涙ウルウル。シェフとして本当にやり甲斐そして作品作りへのエネルギーを頂く日々、皆様へ感謝申し上げます!
そんな大きな反響と背中合わせの仕込みが落ち着くのを待っていたら。料理の完成形のブログを書くのに時間がかかってしまいました。
お客様とお店、作品とその思いを濃く共有できる大切なこのブログ。いかなるタイミングに成ろうと綴り続けてゆきますので、是非気長にお付き合いいただけたら嬉しいです!
さてさて、『もぉ、食べたよ!』というありがたいお声も聞こえて来そうですが
只今お届け中のシェフズスペシャル 『立春』の完成形!
じゃんっ!
合鴨を使った創作ペイストリー
前回は使用している食材について主に、今回はその食材を使ってどんな表現にしていったのかにフォーカスを当てて行きますよ!
まずはお皿の周りに存在を放つ島人のローストは自店で薫製して作っている燻製バターソースでし上げ、食べた時の驚きを閉じ込めています。表面にマイクロハーブをあしらい、
森の中の倒木に新しい植物が芽吹いているのをイメージしています。
人参に合わせているのはレンズ豆とキヌアのタブリスタイルサラダ(中東スタイル)。
一緒に散りばめているのは、パンプキンパウダーをベースに、9種のハーブとスパイスをブレンドして作っている惣菜クランブル。
この小さなつぶつぶの中に「スパイスパンプキンスープ」のお味を感じて頂けます!
一つ一つでも楽しいですが。色んな味が一度に口に広がった瞬間、複雑ながら新しい美味しい♪という印象へとお客様の心に届くことをイメージして作っています。
そして、真ん中の パイ♪
このうっとり、美しいパイ。。実は10回以上の失敗と試行錯誤ののち、この完成形へ。。(渾身のパイと言ってもいいです!)
この高さと綺麗な形を保って仕上げたパイに色んな仕掛けをしていきます!
赤ワイン、シナモン、クランベリー、ジュニパーベリーなどと一緒に4時間以上煮込んで作ったソースを贅沢にパイへ注ぎ。
独特な弾力とベルベットのような舌触りになるよう丁寧な火入れをした合鴨。
このお肉でパイを豪快に蓋をします。
様々な青葉で作ったフレークであえて鴨肉もソースも見えなように覆い被せてゆき。
この緑がふわふわした表面で草原や原っぱをイメージし。最後に蜂蜜でキャンディー仕立てにした金柑で野に咲く花を表現っ♪
その見た目にはっとして。
『一体中に何が入っているのだろう。。。?』という期待や好奇心のそそるパイを食べ進めると同時に感じる発見や出会いという心の動き。それはまるで、これから訪れる春をまだかまだかと待ちわびワクワクする。
皆さんのそんな気持ちと重なるであろうと思考を凝らしました。
この一皿を通して。
ビジュアル、味そして心の模様も共に『立春』を体感頂ける一皿となっております。
次なる作品イメージを膨らませておりますが、是非変わる前に皆様とこのお料理で『春』を一緒に迎えられたら幸いです。
ーーーー
<営業日とご予約についてお知らせ>
営業日:金、土、日、月曜日の週4日
営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)
予約TEL:050-1300-3853
※ご予約可能人数は3名様〜となります。
※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、
お電話のみの予約とさせていただきます。
Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。
※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。
※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が
難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に
つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。
お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!
私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に
笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。
『森』に続き、新たにやって来るシェフズスペシャルは『立春』です!
皆さまお久ぶりです食堂黒猫です。
大好評を頂いておりましたステーキ料理の『森』、
無事終了致しました。
冒頭より、皆様に感謝の気持ちを伝えさせて下さい!
このビジュアル・味共に世界観を徹底して作り込んだ作品『森』。
本当に大きな反響を頂きました。
その反応は作り手の予想を遥かに超えた反応だったこと。
私自身料理人として、自分にとっての新しい料理、
個性の活かし方などで、たくさんの気づきを得られたことから。
大きな手ごたえを感じた 作品となりました。
いつも料理とそれを食してくださる皆様に育てて頂いている事に
心から感謝申し上げます。
これからも導かれるままにメルボルンを伝えられる料理を探求し、
精進して行きます。
2018年もどうぞ食堂黒猫をよろしくお願い致します!
まだまだ寒い日々が続きますが、
鼻先や耳をひんやりさせながらも
シェフズスペシャル 第6弾 の
イメージいよいよ固まって参りました!
暦の上では春と言えど実際にはまだ寒いこの季節。
今回のお料理は待ちわびる春の訪れに、
期待に心を弾ませる様な心模様を料理で表現しようと
思いイメージを膨らませて行きました。
今回 のシェフスペのテーマは、
ずばり野に咲く花が告げる、『立春』です!
主役の食材は濃密な赤身で深い味わいを持つ合鴨!
油断ならない季節の変わり目は絶対鴨肉で、
体の温まる料理にしようと決めていたんです。
さて、その上質な鴨の胸肉をパッと眼が覚める様な
印象のスパイス(辛くない)を効かせたソースと一緒に
面白いスタイルで召し上がって頂こうと思っています。
まずはパフペイストリーでケース(箱の様な物)を作るとこから始めます。
鴨肉はジュニパーベリーで更に洗練された味わいを引き出します。
皆さんジュニパーベリーをご存知でしょうか?
メルボルンの厨房では肉や魚介の塩漬けの段階で
他のスパイスとブレンドして使ったり、
肉の煮込みやローストにも幅広く使っていたスパイスなのですが。
まだまだ日本では馴染みの浅いジュニパーベリー。
しかしお酒の『ジン』の風味付けに使われているスパイスですよ
と言えば皆さんイメージしやすいのでは無いでしょうか?
独特な苦味そして一瞬ぱぁっと広がるペッパーの様なスパイシーさ。
更にはアニスの様な香りと同時にスゥーッと鼻を抜ける様な
ペパーミントを思わせる爽やかさも兼ね揃えた素晴らしいスパイスなんです!
ダックとジュニパーベリーは世界中で愛される組み合わせの一つで、
今回のお料理にもひねりを効かせて使っています。
ミルポア(角切り玉ねぎ、人参、セロリなどの煮込みの基本野菜)
とトマトを炒め赤ワインを加えます。
そこにジュニパーベリー・シナモン、
などのスパイス(辛くない)を加えじっくりアロマを引き出しながら
煮込みソースを作っていきます。
最後に上品で濃厚な甘さと控え目な酸味出しとして
クランベリーを加え丁寧な風味作りをしていきます。
出来上がったソースは照りのある煮込み野菜の様な仕上がりに♪
パイペイストリーで作った箱に 煮込んだソースを
詰めたそれだけも想像するだけで美味しいそうなのですが。
その上は、絶妙に火入れした鴨肉のスライスで
豪快に蓋をする様に乗せてます!!
最後に自家製の青葉のフレークでがさっと鴨の上を覆い、
それはまさに青々とした芝生や原っぱみたいなビジュアルに成ります。
蜂蜜でキャンディー仕立てにした金柑をその原っぱに乗せると、
緑の隙間からやっと春に顔を出したお花の様に見えるはず!
(鴨肉と柑橘の組み合わせも最高ですよね♪)
こうしてビジュアル的に野に咲く花が映し出す『立春』
と言う世界観を表現しています。
控え目なのに期待をさせる様な料理の組み立て方は正に、
寒いけど確実に春はそこに来ているという
私達の気持ちに似ていると思いませんか?
自家燻製の燻製バターソースが贅沢な一皿の立役者
そんな草原に咲く可愛い花をイメージさせる鴨の創作パイ?のお供には
じっくりローストした島人参、
レンズ豆を 自店で燻製して作る燻製バターソースで
仕上げ召し上がって頂きます。
ソースに燻製を閉じ込める事で、
パワフルになり過ぎず『程よい燻製』
という印象がこのお料理の上品さを
より際立たせる大切な役割を果たしてくれます。
パイと言ってもメルボルンではそのスタイルは
様々でこの料理を通してメルボルンらしいクリエイティブなパイの
新しい形を体感して頂ければと思っています。
思考と技のたっぷり詰まった創作パイ。
ビジュアル的にも、
そして食べ進んで行くワクワク感 からも 『立春』を
一緒に楽しんでいただける 価値ある一皿になる!
と信じて、試作を重ねています。
2月16日(金曜日)よりスタートする予定です。
完成形が整いましたら、
語り尽くせていない部分も盛り込んで!
アップさせていただきますね!
お届けするその日までイメージを研ぎ澄まして行きます!
ーーーー
<営業日とご予約についてお知らせ>
営業日:金、土、日、月曜日の週4日
営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)
予約TEL:050-1300-3853
※ご予約可能人数は3名様〜となります。
※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、
お電話のみの予約とさせていただきます。
Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。
※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。
※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が
難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に
つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。
お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!
私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に
笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。
メルボルンディッシュを味わうイベントat Indigoのご報告 〜かける・混ぜるでここまで完成!ディッシュ編〜
こんにちは! 食堂黒猫です。
去る11月21日(火)、食堂黒猫イベントat Indigo (読谷)
「自家製品(プロダクト)1つで完成する
メルボルンディッシュを味わう夕べ」について、
連投にてご報告させてくださいませ。
「これ1本で本当にシェフごはんになる!」ということを
体感いただくための、
この夜のみのスペシャルディッシュは4品。
ご紹介していきますね!
まずメキシカンスパイスを使ったお料理は
『スパイシーメキシカンプローンと
コーンピュレーのアボカドサルサ添え』。
「プローン」とは、ぷりぷりの海老のこと。
つぶコーンのソースにアボガドなどの野菜と、
スパイスをまぶして焼いた海老を乗せて
コリアンダーとライムを添え、
香り高いゴージャスな一品に。
召し上がる前にライムをキュッと絞って食べれば、
スパイスの香りと風味がより鮮明に口の中でぶわぁっ!!と
広がり、食欲をそそり気持ちも元気になる。
そんな幸せな味をイメージしました。
2品目はエジプシャン・デゥッカのお料理
『ケッパースモークサーモン&
うずらの卵のピクルスのデゥッカがけ』。
この日は自家製のヨークシャープディング
(モチふわ食感の惣菜シュー生地のようなものと言えば
伝わりますでしょうか?)を受け皿にして
盛り付けていきます。
※自宅であれば、土台にパンやクラッカーで代用できちゃいます。
そこに、クリームチーズ+ヨーグルト、スモークサーモン、
紫玉ねぎのスライスとケッパー。
うずらの卵とビーツもぎゅっと詰めて。
最後に豪快にデゥッカをかけてできあがり♪
サンドイッチの要領で、
手でつまんで召し上がっていただきました。
炒めたり煮たりしなくても、
とにかくシンプルなものを組み合わせて、
最後にデゥッカをかけるだけ!でメリハリのある食感と
12種のスパイスのエキゾチックな香りが鼻からすっと抜ける、
上等なシェフごはんに。
3品目は
バーベキューソースをクリームで溶いた
簡単ソースのスペシャルロールキャベツ
『蒸しロールキャベツの
クリーミーバーベキューソースがけ』です!
いわゆるロールキャベツを半分にカットしたものと
紅芋のロスティー(Chef's Special 第5弾のブログで
詳しくご説明しています)、
モロヘイヤとえのきのフライを彩りよく並べたら、
生クリームとバーベキューソースを混ぜて温めただけの
クリーミーバーベキューソースをたらりと添えてできあがり。
スパイスや野菜に伊江島ラム酒を加えて長時間じっくり煮て
作っているバーベキューソースは、
すでに独特な甘み、まろやかな口当たりを持っています。
時間のかかる煮込み作業はゼロ。
ソースが全部をまとめてくれるので、
料理の完成に手をかけなくても「お店の味」になります。
4品目は、これまたデゥッカをかけただけの
サラダを作りました。ナッツの、カリコリした食感が楽しい!
実食中のみなさまからは
「素材の味が生きている」
「ロールキャベツはそんなに好きじゃなかったのに、
これが一番美味しい」
「ただかけただけなのに、いろんな味がする」
などなど
フレッシュな驚きの声を聞かせていただきました。
そのあとは
皆さまからの質問タイム。十分に時間を取らせていただきました。
丁寧に伝えたことに、共感してくださるみなさまと出会い
この素晴らしい食文化がここ沖縄から
日本中に伝わっていくきっかけとなってゆくことを予感させる、
貴重な時間となりました。
沖縄の持つ「チャンプルー精神」 がきっとそれを支えてくれると、
マルチカルチュアルな街・メルボルンから来た私たちは信じ
これからも前を見て進んでいこう!と思えた
とても素敵な1日でした。
※このイベントを皮切りに、食堂黒猫の自家製品を
「メルボルン式 シェフごはんシリーズ」名付けています。
そしてお客様にメルボルンの味をもっと
気軽に体験していただけるように、量産体制を整え、
「パートナー販売店舗様」を
募集させていただくことにいたしました。
詳細は追って近日みなさまに発信したいと思います!
ーーーー
<営業日とご予約についてお知らせ>
営業日:金、土、日、月曜日の週4日
営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)
予約TEL:050-1300-3853
※ご予約可能人数は3名様〜となります。
※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、
お電話のみの予約とさせていただきます。
Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。
※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。
※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が
難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に
つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。
お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!
私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に
笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。
メルボルンディッシュを味わうイベントat Indigoのご報告 〜メルボルン・フードカルチャー編〜
こんにちは! 食堂黒猫です。
去る11月21日(火)、食堂黒猫イベントat Indigo (読谷)
「自家製品(プロダクト)1つで完成する
メルボルンディッシュを味わう夕べ」を開催しました。
この場を借りて、みなさまにもご報告させてくださいませ。
メルボルンカルチャーをどのようにその場で分かち合い、伝えることが
できるかのトライアルとして形式を考えましたが
いったん、店舗さまむけのいわゆるシークレットダイニングという
形をとらせていただきました。
会の目的は
「メルボルンで修行を積んだシェフが手がける自家製品を通して
メルボルンのフードカルチャーを見て・味わって、体験する」というものでした。
<会のメニュー>
1)メルボルンフードカルチャーと自家製品(プロダクト)のご紹介
2)Indigoさんの『ステンレストップシリーズ』を調理の舞台にした
デモンストレーション
3)店内のダイニングスペースにて試食
尊敬しているIndigoさんが特別に
この会にむけてセッティングしてくださった空間。
料理しているこちらが、本当に気持ちよかったです!
<1. 最新メルボルンフードカルチャーと、食堂黒猫プロダクトのご紹介>
まずは「メルボルンのフードカルチャーって?」を1から知っていただきたい!
ということで
今回は先日の里帰りのときに撮影してきたフレッシュな写真をご紹介しながら、
レクチャー形式でお話ししました。
たとえば…
・移民文化のメルボルンでは、スパイスやハーブなどの調味料や
世界中の食材がたやすくスーパーなどで手に入るという
フーディーズや料理人にはとても恵まれた環境!
・またメルボルンでは、一流のレストランで腕をふるった有名シェフが、
今度は自分でカフェをオープンするということが一般的。
・メルボルンで「カフェ」といえば、どのぐらい創作性を出せるか、
人を驚かせることができるかで、自慢の腕前を競っている場所。
それぞれ、インテリアにもこだわっています。
…ということで、
つい先日いただいてきたメルボルンカフェの有名シェフがつくる
見目麗しいディッシュの数々を一部、お見せしますね。
なにを食べても本当に美味しいんですよ♡
そしてさらに、食堂黒猫シェフのご紹介と、
プロダクトが生まれた経緯をご説明しました。
・そのフードカルチャー激変のまっただ中、7年半、13店舗で修行。
・最後に勤めた店で、味・ビジュアル・アイディアにあふれた創作料理を
うみだしたとして「ベスト・メルボルンカフェフード」という賞を受賞。
そのとき、「自分でお店をやろう」という1つの答えがでた。
・受賞できた理由の1つは、得意技として「スパイス」があったから。
みんなが季節の食材を使うとき、なにで差をつけられるかといえば
私の場合はスパイス。
・メルボルンはマルチカルチャー。沖縄はメルボルンに似た環境がある。
・この沖縄のチャンプルー文化に、わたしたちだけしかできない形で
貢献したい。メルボルンの食文化を日本にひろげる最もベストな形を考えた時、
たどりついたのが「自家製品」。
・お客様のお料理スキルに特別なものは必要なく、冷蔵庫にあるものだけで
「プロがなせる技」「記憶にのこる」一皿が簡単にできるようにしている。
そんな歴史を語るも、なかなかイメージするのはむずかしい!と思うので
使い勝手がいかに簡単かを見ていただくべく
じっさいに調理しながら使ってみるデモンストレーションをしました。
<2. 簡単にプロの味を再現!の 調理デモンストレーション>
食堂黒猫の自家製品のうち、今回ご紹介したのはこちら。
「バーベキューソース」は、生クリームに混ぜて温めるだけ!
長時間煮込んだデミグラスソースのような味の
本格クリーミートマトソースのできあがり。
「メキシカンスパイス」は、オイルに混ぜ、ぷりぷりのえびにかけて焼くだけ!
スパイスを火にかけると、
思わずかぶりつきたくなるいい香りが店内に広がります。
「エジプシャンドゥッカ」は、仕上げにかけるだけ!
12 種類のスパイスブレンドで万能性を追求しているので
デモはなくてもいいくらい…笑。
さかさかさっとね。
クリスのコーヒーをみなさまに飲んでいただいている間に、仕上げを…。
で、あっという間に料理4品が完成!
当日のディッシュは、せっかくなのでクラスアップして見えるように
少しよそいきのお料理をお出ししましたが、味つけは、「塩・こしょう」だけ。
それ以外は全部スパイスとソースの組み合わせです。
こんなに簡単な作業でどんなお料理ができたかは…
すみません!すぐにお見せしたいのですが
とても長くなってしまったので、
また次回にさせてくださいね!!
ーーーー
<営業日とご予約についてお知らせ>
営業日:金、土、日、月曜日の週4日
営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)
予約TEL:050-1300-3853
※ご予約可能人数は3名様〜となります。
※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、
お電話のみの予約とさせていただきます。
Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。
※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。
※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が
難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に
つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。
お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!
私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に
笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。
保存保存
-大切なお知らせ- メルボルン帰省のため、お休みを頂きます
*** IMPORTANT - Black Cat Closed from Oct 24 to Nov 11 ***
10月24日(火曜日)から 11月10日(金曜日)まで
お休みを頂きます。
営業再開: 11月11日(土曜日)より(通常営業)
この度、私ごとではありますが
夫クリスの姉が待望の第一子の出産を迎えたことに加え
クリスの実母の、人生の新たな節目『古希』のお誕生日を祝いに
クリス、サキ夫婦共に今年初の休暇を頂き
メルボルンへ帰省することとなりました。
おかげさまで年明けからこの日まで、沢山の創作を重ね
珈琲もお店も進化を遂げてまいりました。
これから、さらに私達の創作活動を潤ったものにしていく
良い機会とも思っております。
故郷でぐんと羽を伸ばし、たくさん充電・吸収してまいりますね。
メルボルンの最新フードカルチャーもたっぷり吸い込んでこようかと!
またみなさまにご紹介できることもあると思っております。
この期間ご来店をご検討くださっていた方へ、お詫び申し上げます。
また休暇中お店の電話は繋がりません。
お問い合わせやご予約に関しましては
営業再開の11月11日(土曜日)以降、
営業時間内のお電話でいつも通りの
ご対応させていただくことをご理解の程、お願い致します。
※大変申し訳ございませんが。お返事のタイムラグを避けるため、
お電話のみの予約やお問い合わせとさせていただきます。
(予約TEL : 050-1300-3853)
FacebookからのメッセージやEメール等でのご予約や
お問い合わせは承ることができませんのでご注意くださいませ。
リフレッシュ後、またみなさまとまたお会いできますことを
楽しみにしております!
食堂黒猫 店主
Chef's Special第5弾、驚きと発見を盛り込んだ「秋の森」の完成です。
こんにちは! 食堂黒猫です。
秋をまだまだ先取り状態ですが、10月13日より
「Chef's Special」第5弾の
ステーキ料理をスタートさせていただいております。
ステーキと言えば、マッシュポテトとバスサミコや
ポテトのフライと一緒に食べると美味しく、
それは鉄板の組み合わせ。
でも、その鉄板にあえて進まずに、
オリジナリティー溢れる秋らしいステーキ料理をお届けしたい!
というところからイメージを膨らませていきました。
今回のシェフスペのテーマは、ずばり
「迷い込みたい、秋の森」です。
まず深い森の主役として召し上がっていただくのは
真空調理を用い水分を逃がさず均一な火入れをし
肉の柔らかさと甘さを最大限に引き出した ステーキ。
「トゥルトゥル」ですよ!
ご用意するソースはブランデーで香り付けをした
クリームベースのソースに、
栗のペーストを加え上品な甘さを出したもの。
ここにほうじ茶を合わせ、香ばしさとキャラメルの様な印象を演出。
優しく丸みのある、ドルチェを思わせるソースに仕立てました。
メルボルンで楽しめる添え物が
秋の一皿の彩りをそえる名脇役に
メルボルンでは様々な肉料理の添え物が楽しめます。
その中でも今回の森の木々をイメージさせたお料理のひとつ、
前回のブログでも熱く語らせていただいた
『ヨークシャープディング』を
お肉とそのソースなどを絡め、召し上がっていただきます。
最初の口当たりはふかふかで、噛み締めると
もっちりとした独特な食感。オーストラリアでは
伝統的な添え物の一つに挙げられます。
(惣菜シュー生地みたいな感じです)。
そのほかに、ジャガイモと紅芋それぞれで作ったロスティー。
『ロスティー』はメルボルンのカフェやレストランでは特に
ブレックファーストやお肉の添え物として食べられています。
蒸したり湯がいたりしたポテトを型に納め、固めたものをカットし
さらに揚げたり、じっくりバターでソテーしたものを指します。
また季節のキノコは複雑なコクと、独特なナッツのような風味を出してくれます。
シェリービネガーでさっとソテーして、フルーティーさをプラス。
里芋のチップスは落ち葉や枯葉、
フライにしたえのきは枯れ木や枝をイメージ。
紅芋をすりおろしたものは、苔をイメージ。
こうして深い『森』の世界観をつくっていきました。
メルボルンの食文化を織り込みながら、一皿のビジュアルまで
ここでしか出会えない、ステーキ料理の表現が完成です。
この秋冬は食堂黒猫の『森』に飛び込み
美味しい驚きと発見を、思う存分楽しんでみませんか。
ーーーー
<営業日とご予約についてお知らせ>
営業日:金、土、日、月曜日の週4日
営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)
予約TEL:050-1300-3853
※ご予約可能人数は3名様〜となります。
※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、
お電話のみの予約とさせていただきます。
Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。
※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。
※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が
難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に
つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。
お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!
私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に
笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。