食堂黒猫ブログ

沖縄県首里にありますメルボルンカフェ「食堂黒猫」のブログです。新メニューのこと、プロダクトのこと、日々の思いを綴っていきます。

Chef's Special第5弾、驚きと発見を盛り込んだ「秋の森」の完成です。

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こんにちは! 食堂黒猫です。

秋をまだまだ先取り状態ですが、10月13日より
「Chef's Special」第5弾の
ステーキ料理をスタートさせていただいております。


ステーキと言えば、マッシュポテトとバスサミコや
ポテトのフライと一緒に食べると美味しく、
それは鉄板の組み合わせ。 

でも、その鉄板にあえて進まずに、
オリジナリティー溢れる秋らしいステーキ料理をお届けしたい!
というところからイメージを膨らませていきました。

 


今回のシェフスペのテーマは、ずばり
「迷い込みたい、秋の森」です。

まず深い森の主役として召し上がっていただくのは
真空調理を用い水分を逃がさず均一な火入れをし
肉の柔らかさと甘さを最大限に引き出した ステーキ。
「トゥルトゥル」ですよ!

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ご用意するソースはブランデーで香り付けをした
クリームベースのソースに、
栗のペーストを加え上品な甘さを出したもの。
ここにほうじ茶を合わせ、香ばしさとキャラメルの様な印象を演出。
優しく丸みのある、ドルチェを思わせるソースに仕立てました。

 

メルボルンで楽しめる添え物が
秋の一皿の彩りをそえる名脇役に


メルボルンでは様々な肉料理の添え物が楽しめます。

その中でも今回の森の木々をイメージさせたお料理のひとつ、
前回のブログでも熱く語らせていただいた

『ヨークシャープディング』を
お肉とそのソースなどを絡め、召し上がっていただきます。

最初の口当たりはふかふかで、噛み締めると
もっちりとした独特な食感。オーストラリアでは
伝統的な添え物の一つに挙げられます。
(惣菜シュー生地みたいな感じです)。

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そのほかに、ジャガイモと紅芋それぞれで作ったロスティー。
『ロスティー』はメルボルンのカフェやレストランでは特に
ブレックファーストやお肉の添え物として食べられています。
蒸したり湯がいたりしたポテトを型に納め、固めたものをカットし
さらに揚げたり、じっくりバターでソテーしたものを指します。

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また季節のキノコは複雑なコクと、独特なナッツのような風味を出してくれます。
シェリービネガーでさっとソテーして、フルーティーさをプラス。

里芋のチップスは落ち葉や枯葉、
フライにしたえのきは枯れ木や枝をイメージ。
紅芋をすりおろしたものは、苔をイメージ。
こうして深い『森』の世界観をつくっていきました。


メルボルンの食文化を織り込みながら、一皿のビジュアルまで
ここでしか出会えない、
ステーキ料理の表現が完成です。

この秋冬は食堂黒猫の『森』に飛び込み
美味しい驚きと発見を、思う存分楽しんでみませんか。


 ーーーー

<営業日とご予約についてお知らせ>

 

営業日:金、土、日、月曜日の週4日

営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)

予約TEL:050-1300-3853

 

※ご予約可能人数は3名様〜となります。

※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、

お電話のみの予約とさせていただきます。

Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。

※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。

 

※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が

難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に

つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。

 

お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!

私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に

笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。

「ふわふわ」で秋らしさを追いかけて。Chef's Special第5弾のイメージをみなさまに共有です♪

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こんにちは! 食堂黒猫です。
若干お久しぶりになっております。

沖縄もやっとやっと秋の気配を感じられる?ような気候になってきましたね
(まだまだ半袖ですけど)!

夏休みは旧盆にかけて県内外&海外からも
沢山の初めましてのお客様にお会いする事ができ、また再会にも恵まれた今年。
シルバーウィークも多数のお客様へ足をお運びいただきました事
心より感謝申し上げます!

私の頭の中も、最近は秋の景色でいっぱいです。
そう。新しいシェフスペのイメージを思い巡らせ、ふくらませております。
浮かんでくるイメージの断片は、「落ち葉・ほっくり・濃厚・山・きのこ・赤茶色
芋・ブランディー・栗・クリーム・赤身のお肉の・ヨークシャープディング」。
こんなところから始めております。

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ん、『ヨークシャープディング』って何よ?
というお客様もいらっしゃるかもしれません。

ちょっとご説明しますね!
ヨークシャープディングといえば、メルボルンで「温かい食べ物」や「秋や冬」といった
季節を連想させる食べ物で必ず名前が挙がるものの1つ。
もともとはイギリスの家庭料理です。
歴史を遡れば、やはりオーストラリアはイギリス文化の影響を沢山受けており、
その名残は食にも垣間見ることができます。

 

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プディングといっても甘くはなく、小麦粉、バター、油、卵、牛乳を使った
見た目はミニダッチパンケーキのような食べ物。
「ふかふかした惣菜シュー」とでも言うとイメージしやすいでしょうか?
ローストや肉の煮込みのタレを絡めて楽しむ、
マッシュポテトのような腹持ちがよい一品です。
現在、オーストラリアの一般家庭の食卓にのぼる事こそ少ないですが、
レストランなどでは、季節の食を表現するうえで欠かせません。
家で作らない分お店で食べたくなる、そしてお店はわざわざ仕込みたくなる。
そんな魅力的な添え物が、ヨークシャープディングなのです。
今回のChef's Specialでは、 皆様にもこのヨークシャープディングを、
メインの添え物として召し上がっていただこうかなと思っております。


添え物の話が長くなりました。肝心のメインのお話です!
今回は上質のステーキと、秋らしくオリジナリティ溢れる
ソースで勝負しようと思います(勝負?)!
素材と焼き方にこだわったステーキに合わせる、
独創的な秋らしさをソースの中に追いかけました。

ブランデーで香り付けをしたクリームベースのソースに、
栗のペーストを加え上品な甘さを出します。
ここにほうじ茶を合わせ、香ばしさとキャラメルの様な印象を演出し、
ドルチェを思わせるソースに仕立てました。

このソースをからめながら、ステーキを最大限に
面白く味わっていただこうと思います。
付け合わせはヨークシャープディング以外にも、
シェリービネガーを効かせた季節のキノコのグリルマネ、
お芋のマッシュetc…
さらに秋の森や落ち葉を思わせる様なビジュアルと、
作品そのものの世界観として表現出来る一皿になるように、
ただ今、追い込みイメージ研ぎ澄まし中です。
完成形が整ったら、またアップさせていただきますね!

まだまだ試作段階つき、お届けするその日までイメージを研ぎ澄まし、
当日でもお料理に一部変更があったり、
スタートするお日にちも確定とは言えないのですが、
全てはより完成度を高め、美味しく楽しい一皿にするためということで、
ご了承いただけるとありがたいです。

 

    ーーーー

<営業日とご予約についてお知らせ>

 

営業日:金、土、日、月曜日の週4日

営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)

予約TEL:050-1300-3853

 

※ご予約可能人数は3名様〜となります。

※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、

お電話のみの予約とさせていただきます。

Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。

※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。

 

※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が

難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に

つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。

 

お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!

私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に

笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。

 

保存保存保存保存

自家製品レシピVOL.2  グリルなしで美味しいメキシカンコーン

 

 



蒸したコーンに塗ったメキシカン スパイスの簡単バターソースが、
コーンの甘みをより一層引き立て てくれます。

豪快でありながら、 見た目にも美しいコーン料理です。

 

 

材料
メキシカンスパイス…大さじ2
トウモロコシ…2本
コリアンダー…1/2カップ
ライム…1/4個 バター…25g
ニンニク…2かけ
パプリカパウダー…小さじ2

作り方

① 蒸し器でコーンを蒸す。 片手鍋にバター、 ニンニクのみじん切り、
スパイスを入れて 火にかけ香りを引き出す。

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② ①を蒸し上がったコーンにまんべんな く塗る。

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③ コリアンダーとライムを彩りよく盛り 付ける。

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ONE POINT

ソースを作る時は、一度しっかりスパイスの香りが出るまで温めること。

そうすると、コーンをグリルしなくても香ば しく風味豊かになります。

コーンは皮付きにすると盛り付けた時のビジュアルが華やかに!


※自家製品は食堂黒猫店頭にて販売しております。
※自家製品をお買い上げのお客様に、これらの食堂黒猫オリジナルレシピ
(↓こちらです!) をご覧いただけるレシピブックを差し上げております。

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「たかが棚」ではない「語れる棚」を手に入れました。

 

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こんにちは。食堂黒猫です。


本日は、お料理ではな
く、「棚」のお話です。
すでにFacebookでも何度かお伝えしていますが…
本当に感動してしまったので、何度でも書きたく(笑)

どうぞお付き合いください!

 

プロダクト(自家製品)を陳列する棚には
それなりに歴史があったのでした。

 

ふだんから、食堂黒猫の店内では、プロダクト(自家製品)を
販売させていただいています。
そのときから必要なのは、プロダクトを陳列する棚。
初代の棚は、このような↓スクールデスクから
小さく始めていたのでした。

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そこからちゃんとした売り場を作ろう!と、夫クリスが
2代目の棚をDIY。

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なかなかの出来ですよね!
売り場面積がぐぐっと拡大され、視覚的にも整理されました。
ところが…

使っていくうちに、
改善ポイントが浮かんできます。

 

とにかく見やすく・手に取りやすく!と願い、

形にしたのが3代目です。

 

商品は「ある」んだけど、なにか飾り棚のよう…。
商品であることが伝わるかしら?
在庫の収納を兼ねたものにしたいけれど、
ザ・収納!に見えてしまうのもなんだか。
種類が豊富になってきているコーヒー豆も、
どう並べたらよいのやら。

 

必ずしもお客様にとって「見やすい」「心置きなく手に取りやすい」
棚とは言えないのではないかと。
そこで!

今回はご縁あって、「この道のプロ」である
こちらのご夫婦に依頼させていただくことにしました。

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読谷にある家具店、「Indigo」の比嘉夫妻です。パチパチ!

Indigoさんといえば、お客さまの思いを丁寧に反映させて
確かな技術とセンスでお客様のオリジナルの家具や
什器を具現化してくださるお店。


棚に関するお悩みやメッセージを丁寧にヒアリングしていただき…
幅や高さについて、フローに支障がないかも確認、
ご提案をいただき、ついに完成しました!

 

 

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まず、文句なしにデザインがかっこいい…♡
確かな技術とセンス、棚そのものの作品力にあふれていますよね。

 

機能としては…
お客様が手に取りやすい位置に商品があり
1つの売り場でありながらも、段差により自然が区分ができて、
とっても商品が見やすいのです。

そして後ろは収納&キャスター付きで仕上げてくださっているので
棚の位置を変えたり、在庫を入れておき、サッと出し入れしたりできます。

 

また、レシピブックや動画を配置すると…
驚いたことに、「棚が代わりに語ってくれ」るのです。

 

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お客さまにも、私たちにとっても
頼もしい存在に!

 

今まで、売り場に行ける時はお客様に、商品について
口頭で説明させていただいていたのですが
厨房にはいっているときは、お声がけがままならないことも。

NEW棚を設置してからは
お客さまの、「?」マークのついた表情があきらかに減り
自由に感じたまま、手に取っていただけるような
うれしい化学反応が起こっています。

 

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Indigoさんが売り場としてのデザインだけでなく、
使う私達のことをとことん考えて
くださっていること。

 世界でひとつだけの「ものいう棚」を
プロジェクトで作れたといううれしさと、

感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

これからもマイペースではありますが、変わらず
時間がかかっても、コツコツと思い描いているものを
形にしていきたいと思います。


さて、棚のご紹介ついでにちょっと宣伝…♡
8月1日から新商品として仲間入りしている
食堂黒猫BBQソース(写真中央の、長いビンです)。

 

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常連様中心に初日よりお求めいただき、以降ありがたいことに
たくさんの本数お嫁入りしております。
そして「新商品、美味しかったよ!」というお声をいただく
タイミングが今のようで、本当にうれしいです。

不思議とご飯が進む、マストアイテムになるBBQソース。
レシピも、店頭にてお渡しする
「レシピブック」にて掲載しております。
ぜひお試しくださいませ。


 

Chef's Special 第4弾は、夏でも涼しく食べられる『ミスジ』のローストビーフです。

 

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こんにちは。食堂黒猫です。
8月、まだまだ暑いですが、皆さま、食欲は落ちていませんか?
そんな時は、8月11日にスタートしている「Chef's Special」
第4弾を召し上がってみては!


スタミナがついて、食べやすい肉料理は
編み出せないものか…?が出発点でした。

食いしん坊の私も食が細くなるこの季節。
冷たいシーフードの創作冷麺をお届けしつつ、
次のシェフズスペシャルに思いを馳せていると
浮かんで来たのは、
「スタミナをつけられて、この季節でも食べやすい肉料理」。

スタミナ料理といえば濃い味の、がっと強火で炒めたお肉やステーキ、
焼肉などが思い浮かんだりしますが
より繊細な仕立ての美しい一皿を表現したいな、と
どんどん思いを掘り下げていきました。


やっぱりこの季節、涼やかな口当たりのものは、
より食が進むはず。
それぞれの食材を冷温調理することでメリハリを演出したい。
そして、ツルンとした口当たりや自然の甘さ。

オイルやバターではない濃厚さや、モッタリ感も兼ね揃えた
理想の味を思い浮かべながら
そのイメージとぴったり寄り添う食材をピックアップ。
調理法や仕立てに趣向を凝らして、一皿に!と
イメージは膨らみます。

 

今回のメインは、ベルベットの舌触りと柔らかさの
『ミスジ』でいきます。

 

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メインは、赤身に程よい「さし」の入った、
ビーフの『ミスジ』をチョイスしました。
これがまた、赤身だけのお肉よりも「お肉を食べてるなあ!」と
グッとくる食べ応えを感じられる部位。
そのミスジを使って、
ユニークなローストビーフをご用意します。

 

様々なスパイスと調味料の組み合わせで試作し、
いくつかの美味しい組み合わせとの出会いがありました。
そのうち、今回のイメージにぴったりだった一皿は、
フェンネルシードとマスタードシードをすり込み、
ほんの少しウィスキーを隠し味に効かせて仕立てたもの。

お肉の甘さが引き立ち、口当たりは爽やか。
最後にウィスキーの独特な香りとコクが鼻を抜けて。
うん、こういう上品さを加えたかったのです♪を実現できました!

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低温をキープしながらじっくり火入れしていますので、
脂っこさがなく、舌触りもベルベッドのような、繊細な仕上がりに。
これを常温に近い、ほのかにひんやりな状態でお出しします。

 

ビーツをスペシャリティーコーヒーで
包んでローストしたら…あら美味しい!

付け合わせは
深い味わいが魅力の貴重な有機ビーツを、
夫クリスが焙煎する
スペシャリティーコーヒー(!)を利用して調理します。

 

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このコーヒーで「塩釜」のようにビーツを包み込み、
じっくりローストしてみました。
ツルンとした口当たりでいくらでも食べられるビーツに
焙煎されたコーヒーの持つ香ばしさやほろ苦さが加わり、
ナッツのような不思議な風味も染み込んで、
シンプルながらも複雑で綺麗な味わいを体験いただけるはずです。

ビーツは美味しいだけでなく、
むくみ解消や疲労回復、腸を整えてくれたりする
凄腕野菜であることも
うれしいポイントですよね。

そんな愛情たっぷりビーツに、ほっくりなレンコン、
カボチャのハニーロースト、りんごのピクルスを合わせて
根菜の冷温コンビをご用意。
その上には、パリパリで甘いモロヘイヤの素揚げ。
一皿にそれぞれ食感の違うアプローチで、
お野菜の楽しさを、あらためて感じていただければ♡

 

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ナチュラルゴートチーズを塗って
お野菜を召し上がってみてください。

さらに上の野菜たちと「何と組み合わせる?」を追求した結果、
ナチュラルゴートチーズ(ヤギのチーズ)と食べなくちゃ!
という結論になりました。

そしてあちこち探し回り、
納得のいく品質のナチュラルゴートチーズを
仕入れることができました。
本当にうれしい…!

メルボルンではマーケットで様々なチーズを量り売りしていて
チーズメイカーも多く、幅広いチーズを食す事ができます。
勤めていたお店でも、
料理にフレッシュチーズを取り入れる事は多かったです。

ナチュラルゴートチーズは独特ですが、
ぜひ体感していただきたいチーズの一つ。
特有の苦味と渋み!  初めて口にした時は衝撃でした。 

『苦味』や『渋み』って美味しいって感じれるものが沢山あるんです。
例えばコーヒーの中の酸味など、
美味しい『成分』って沢山存在しています。
チーズもいろんな味わいが複雑に絡み合い、
美しい味わいのアートがあります。
この一皿で、チーズ大好きな私にとっての、
黄金の組み合わせができたと思っています。

最後はハーブを効かせたブラックレモンライス、
白インゲンのピューレを添えて、召し上がれ!

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新Chef's Specialは
スパイスとウィスキーが織り成す上品な涼しい仕立てのローストビーフや
あっと驚く珈琲ロースト⁉︎のビーツからなるお料理。
おかげさまで、すでに体感いただいたお客さまからも
よき反応をいただいております。

夏ならではの『洗練された組み合わせの、ここにしかない一皿』を
あなたも味わいに、いらっしゃいませんか。

 

 

<営業日とご予約についてお知らせ>

 

営業日:金、土、日、月曜日の週4日

営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)

予約TEL:050-1300-3853

 

※ご予約可能人数は3名様〜となります。

※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、

お電話のみの予約とさせていただきます。

Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。

※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。

 

※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が

難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に

つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。

 

お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!

私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に

笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。

 

 

 

自家製品の使い勝手が「伝わる」ツールと、新ブレンドコーヒー「MI・KE」について

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こんにちは。

沖縄県首里にあります、「食堂黒猫」です。

 

本日は、皆さまに2つのニュースがあります。
盛りだくさんですが、どうぞお付き合いください!

 

その1

『プロダクト(自家製品)のレシピ動画・ブック作成中です‼︎ 』

 

その2

『食堂黒猫のブレンドコーヒー第一弾、完成しました!』

 

 

まずはその1

 

『プロダクト(自家製品)のレシピ動画・ブック作成中です‼︎ 』

 

食堂黒猫の自家製品の販売がささやかながら始まったのは2年ほど前。

ありがたいことに、

『 SOUVENIR & CRAFT OKINAWA』という超スタイリッシュな本や

その他のメディアにも、少しずつ取り上げていただきました。

それが後押しとなり、徐々に「自家製品を旅のお土産に」

「我が家の今日の晩ごはんに」など、県内外のお客さまに親しんで

いただけるようになってまいりました。

 

その間ずっと強く感じ続けていた思いを、

とうとう実現させます!

 

 

「自家製品をもっとわかりやすく・取り入れやすく!」
のツールづくりが動き出しました

 

「食材も工程もあなた流のまま。

いつもの料理のどこかのタイミングで、パパッと加えていただくだけで

ガラリと違う一皿になります!」

というコンセプトの自家製品が生まれて、はや2年。

 

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その間ずっと、お店で直接、自家製品のおもしろさや

美味しさ、そしてなにより、

ご自宅でどれだけ魅力的、かつ簡単に大活躍してくれるか、を

地道に伝え続けてきました。

 

 

「たくさん食材を買い込んで作り置きをしたり

(その時間、家族との時間にしてほしい…)

手の込んだ料理に挑戦してみたり

(続かないですよね…)

それでもマンネリ化してくる日々の料理のバラエティーを

簡単に増やせたら」

 

当たり前・でも大きな食事という行為。

日々できるかぎりシンプルな手間で

豊かにする事に、自家製品という形で貢献したいと

強く思ってきました。

 

なぜなら、私も料理を仕事にしていますが

料理の面倒くささも、楽しさも沢山経験しているから。 

疲れて帰ってきた方々の、おうちご飯を充実させる事は

大きなミッションでもあると思っています。

 

ところが、お客様との限られたコミュニケーションタイムで

言葉だけではそのよさや、活かし方がなかなか伝わらない…。

 

 

「毎日の、わが家のごはん」を
思い切って、ご紹介することにしました

 

日々感じるもどかしさ。そこではっと気づきました。

「パッと伝わるツール」をつくればよいと!

 

試行錯誤しながら生み出したわが家(黒猫ファミリー)流の

食卓奥義 『どこまでも手間を抜いて賢く美味しいものを作る』を

追求(汗)してきた結果、

短時間で賢くバライティー豊かになったおうちごはん。

 

 

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そこで、

私たちが日々自宅で、自家製品を使って作って口にして

幸福度数が上がったものを厳選し

ビジュアルでパッとわかり、眺めるだけでも美しく、

食欲がわくような

レシピブックと動画を制作することにしました。

 

 

 

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THE・実録

 

でも、だからこそ、リアリティをもって

みなさまのお役に立てるものになるはず。

そう信じて、ただいまチーム一丸となって奮闘制作中です。

 

リリースは7月末予定。

どうぞ、楽しみになさっていてくださいね。

 

 

 

続いては

その2 

 

『食堂黒猫のブレンドコーヒー第一弾、完成しました!』

 

意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが

食堂黒猫ブレンドコーヒー、今までなかったのですね。

こちらも、わたしたちがずっとつくりたかったブレンドが

ついに形になりました。

 

 

安定感がありながら決して飽きない
魅力のあるブレンドのイメージをスタート地点に

 

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毎朝や休憩時間に、何気ない日常のコーヒーとして

安心して飲める、「いつもの味」。

 

 

シングルオリジンの奇抜な個性を生かす表現とは別に

今度はいくつものシングルオリジンの個性を生かしながら

上手に調和を取ります。

バランスと飲みやすさを重視しながら

食堂黒猫らしいオリジナルの風味を表現できました。

 

 

味は、南米の豆独特のチョコレートやナッツを感じさせる

まろやかな甘味と、それを後ろから支える

アフリカの豆特有のデリケートでフローラルな明るさが

バランスの取れた風味を生み出します。

最後まで美しい余韻を持った

(ロングアフターテイスト)の珈琲に仕上げました。

 

スペシャルティコーヒーに最近出会った方々には

フレンドリーな味わい。

スペシャルティコーヒー好きの皆さまにとっても

色んな味の体感と面白いバランスの味わいを

感じ取っていただけるのではと思っています。

 

 

黒猫初・ブレンドコーヒーの名前は
「MI・KE」 です!

 

色んなカラーが一つになって魅力を放つ、

三毛猫がそのイメージにぴったりでこの名を選びました。

食堂黒猫で、三毛、と堂々とお申し付け下さい(笑)。

 

7月1日より「MI・KE」のご用意が整っております。

沢山の方々に黒猫で「MI・KE」を

味わっていただけるのを、楽しみにしています。

 

 

<営業日とご予約についてお知らせ>

 

営業日:金、土、日、月曜日の週4日

営業時間:9:00am-5:00pm(L.O4:00pm)

予約TEL:050-1300-3853

 

※ご予約可能人数は3名様〜となります。

※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、

お電話のみの予約とさせていただきます。

Facebookからの予約は承ることができませんのでご注意くださいませ。

※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。

 

※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が

難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に

つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。

 

お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!

私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に

笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。

 

 

 

6/30からのChef's Specialは、ルビーグレープフルーツと、えええ!?のエビの存在が光る冷麺。

 

 

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こんにちは!

沖縄県首里にあります、「食堂黒猫」です。

 

ただ今お届けしているChef's Special第2弾

『スペインの風を全身で感じちゃえるラムチョップ』。

大変嬉しい事に過半数のお客様から

必ず一皿はご注文いただいております。

 

「(だいたい)月替わり」なことも、

お客様が新しい味に出会っておきたい気持ちや

出会える喜びが増す、ひとつの要因

なのではないかと思っています。

 

Chef's Specialという枠の中で、新しい自分らしさが
生まれてきているのを、日々感じています。

毎月新しいメニューのレシピを一から手がける事は

とても大きな挑戦ではあります。

 

一方、好奇心の赴くまま、もっと成長したいと日々思いながら

新しい料理をすることで、学びや、得られる技術も多いです。

 

 また、優しいお客様がたと、そのお言葉にやる気をいただき

「どうしよう(汗)」より「やりたい!(嬉)」と思えることが多く

お客様にとって、価値ある一皿にする事に

日々、楽しさを感じております。

  

さて、そんなよいコンディションの中、Chef's Special第三弾の

イメージも、研ぎ澄まされようとしています。

 

 

夏といえば冷麺! 6/30スタートの第3弾は、メルボルン風Cold noodleに決定です。

とうとうやってきましたね。

ひんやり冷たい料理の美味しい季節が。

とくに暑い夏は、大大大がつくほどの冷麺ラバーもきっと多いはず。

(もちろん、私も!)

 

メルボルンのカフェでは

今は混ぜ麺やスープヌードルがメニューにあるのは珍しくなく、

趣向を凝らした創作性の高いものが楽しめます。

料理で人気の高いカフェなどでは

ラーメン屋さんのような王道なスタイルよりも、

斬新で面白いものを体験できることが多いと感じていました。

 

そこで、次回のChef's Specialは、

黒猫特製・Cold noodle(冷麺)を体感いただくのはどうか?

と思っています。

スタートは6月30日!です。

 

 

その名も「ブリッブリの贅沢な大海老を使い
トマトとルビーグレープフルーツのタレで食べる
新感覚のCold noodle!」

冷麺と言えど、Chef's specialとして手がけるからには

大海老の創作料理を

ヌードルという形に落とし込む、という方がぴったりきます。

 

まず今回、冷たいタレはかなり悩みました。

ヌードルに絡めても美味しく、そして

ここでしか食べられないスペシャルな仕立てにしたい。

 

トマトベースにするところまでは最初から決めていました。

それを軸に

ノートを開いて、浮かんでいるイメージを頼りに

食材と調味料を少しづつブレンドし

その都度計りながらメモをとって…

夜な夜なレシピ起こしの作業です。

 

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夫のクリスと、出来上がった試作のタレに、

麺を絡めて試食してみました。

 

「うん!美味しいね!」

 

でも……。 

ビビッと来る何かが足りない。

 

そこで、きゅうりをすり下ろして加えたり、

はたまたりんごを加えたり、

レモンで全体をまとめてみたり、

今度はライムだけでまとめてみたりしていたんです

(作業台はボールでいっぱいに…)。

 

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それなりに納得できる味なのに

ビビッとこなかったのです。

そう。あともう一ひねり何かが足りない。

 

二人でそれを話していたら、

すり下ろしたリンゴが

トマトのタレでピンクになっているのを見たクリスが突然

 

「ねぇ…ルビーグレープフルーツは?」

と言いました。

 

一度味わってみないとわかりませんので、

すぐにルビーグレープフルーツ(あった)を

絞ったものを加えて味見をしてみました。

 

ビビビッッッッッ!!

 

トマトと綺麗に合う。

口にした瞬間言葉より先に「うなずき」が来る事があります。

まさにそれでした。

「あっ!! これだっ、間違いないわ!」と

後から言葉がついてきました。

 

必要としていた柑橘の酸味は

ライムの強くて苦明るい味や、レモンのまっすぐな酸味でもなく

クリスの閃いてくれた

ルビーグレープフルーツの柔らかい苦味とジューシーさでした。

 

 

料理の創作の道はひょんなことからの思いつきやひらめき、

時に失敗の過程で舞い降り、切り開かれています。

スタート地点では全く見えていなかったり

思いつけていない事がほとんどで、

模索し悩み試行錯誤した結果、新しい料理が誕生することも。

 

こうして夜な夜な二人で掘り下げた

トマトとルビーグレープフルーツの

スペシャルな冷麺ダレが完成しました。

 

 

合わせるのは、メイン食材ならではのこだわり。
全長約22〜25cmの特大ブラックタイガーです。

特大海老は、カダイフ(中東食材。小麦粉と水が原料でつくられ細麺状の生地)で

ぐるぐる巻きにして、ユニークでゴージャスなフライに。

これ一品でも絶大な存在感を生み出すことができました。

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合わせて召し上がっていただくものにも手を抜きません。

グリーンパパイヤ、きゅうり、葉野菜、

県産鶏の胸肉をほぐしたものを

チリ、コリアンダーナンプラーなどをベースにした

夏らしい自家製ドレッシングで和えた

エスニッククランチー(しゃきしゃき)チキンサラダ。

 

そして最後に、揚げた・ゆで卵をドンと。

カリッ、ふわっと…この食感がたまりません。

 

 麺ラバーの方々も、そうでない方々も
新しい冷麺の世界を広げていただければ。

 

思っていもいない組み合わせのソースや

これってエビフライ?  冷麺に乗っかっちゃうの??という発見。

様々な面白い要素が詰まった新感覚冷麺を、お店で体感してみませんか。

まるでコース料理のように、沢山の展開がある一皿です。 

はい。一杯というよりむしろ「一皿」です。

驚きのまざった「美味しい」を、今回もお客様と分かち合いたいです!

 

30日のメニュースタート当日

ギリギリまでイメージを研ぎ澄まし

手がけますので、変わる事もあると思いますが

(トップのお写真もまだ、仮の姿です)

全ては今より良くなると信じて、

楽しみにしていてくださいね♪

 

 

 

 

<営業日と予約についてお知らせ>

 

営業日:金、土、日、月曜日の週4日

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※大変申し訳ございませんが、お返事のタイムラグを避けるため、

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※通常通り 金、土、日、月曜日の営業。ラストオーダーは16時となっております。

 

※14席のみの小さなお店です。ご予約のないご来店の際、お席のご用意が

難しい場合がございます。まことに恐れ入りますが、団体さまでのご利用に

つきましては、事前予約を頂戴できると幸いです。

 

お願いが多くなり、本当に申し訳ございません!

私たちが提供いたします食体験を、ご来店いただく皆様に

笑顔で味わっていただきたく、ご理解を賜れますようお願い申し上げます。